【簡単】ペットボトルでダンベルを作ってみよう!
日々、家で本格的に筋トレを頑張っている人のなかには、私みたいに「ダンベルが欲しいなぁ」と思っている人もいるでしょう。
2,3Kgの軽い重量は安価で購入しやすい。だけど重量のある40Kgになると、高価でなかなか購入出来ません。
でも10kgぐらいまでのダンベルは自分で、
「安く、簡単」に作れます。
10Kだと「軽いのでは?」と思われがちですが、そんなことはないです。
私は半年前に自作して、今も筋トレにはかかせない道具になっています。
ではさっそく作り方を紹介します。
自作ダンベルって何?
ジムなどで見かけるダンベルと形状が違います。
ペットボトルなどの容器にセメントを詰めるダンベルとダンベルシャフトに容器を差し込みセメントを詰めるダンベルの2種類があります。
今回は、ペットボトル容器に詰める前者の作り方を紹介します。
どの容器を選んだらいいのか?
ペットボトルなら何でもいいです。
例えば、コンビニなどにある水のペットボトルでもいいです。
ただ万が一落としても容器にヒビが入らないように、厚みがある頑丈そうな容器であれば大丈夫です。
ちなみに私は完成したときにある程度の重量が欲しかったので、酒屋で焼酎の容器を貰いました。
それから容器の選び方は、作るダンベルの重量で変わってくるのであとで説明します。
なぜ?セメントを詰めるのか?
なぜセメントなのか?別に他のものでも良さそうな気がします。
たとえば、お水とか砂とかいろいろ候補がありましたが、やっぱりセメントが一番なのです。
セメントが一番な理由は「比重」です。
ここで比重について簡単に説明します。
ある物質の質量と、それと同じ体積を占める物質の質量との比。だそうです。
容器に詰めれそうな物の比重は?。
- 水 1.0
- 砂 1.3
- セメント 2.3~2.5
ちなみに比重が重いものを集めてみました
- アルミ 2.7
- 鉛 11.4
- 金 19.3
例えば、2リットル容器に入れると…。
- 水 2Kg
- 砂 2.6Kg
- セメント 4.6~5.0Kg
- アルミ 5.4Kg
- 鉛 22.8Kg
- 金 38.6Kg
となります。筋トレなのである程度の重みが必要となります。
比重の高いアルミや鉛も良いと思いますが、買うにはかなり値段が高いのでおすすめできません。
手頃でどこでもあります水はまったく重量が変わらないので除外します。
それから砂だと少しだけ重くなりますが、容器にヒビが入るとこぼれる心配がありますので除外します。
おすすめは安くて、比重があるセメントが一番です。
なのでどのくらいの容器を選ぶと良いかは?何Kgの重さのダンベルを作りたいか?で変わってきます。
例えば5Kg程度なら2Lの容器で十分だと思います。
丈夫で大きい容器なら十分な重さのダンベルができるでしょう。
さっそく作ってみましょう。
【用意するもの】
- 容器 2個(大きさは自分で決めてください)
- 水
- セメント(5K~10Kぐらい)
- バケツ
- スコップ
- 新聞紙
- 軍手、ゴム手袋
【作り方】
- バケツにセメントと水を練ります。
セメントの固さは、あまり柔らかいとセメントが乾きにくい。
だけど固すぎても容器に入れにくいし、空気が入りやすい。
なので耳たぶぐらいの固さがちょうどいいです。 - 練ったセメントを容器に入れます。容器の下に新聞紙をひくと汚れにくいです。
セメントを入れる際、容器をゆらしながら入れるといいです。
でも、空気の抜けが悪かったら、セメントを少し柔らかくします。 - フタのぎりぎりまでセメントを詰める。
- フタを開けたままで2,3日放置します。
- 容器上部に水が溜まるので捨て、セメントが固まっていたら完成です。
フタをしてテープなどでしっかり止めてください。
セメントの色は最初は灰色で、2か月ぐらいで白っぽくなります。
色の変化はセメントの乾きぐあいです。
それから余ったセメントは、ビニール袋に入れて捨てましょう。
ちなみに自作したダンベルは?
容器は酒屋で貰った焼酎の「いいとも4L」を使い、セメント詰めは2時間ぐらい。
完成した重量は1個 9Kgです。
できあがりは焼酎のペットボトルなので十分な耐久性はあると思います。
持つところもあって筋トレには十分な重さなので満足してます。
まとめ
半年ぐらい前に自作しましたダンベルは、セメント1袋だけ買い、たしか千円以下だったと思います。
時間もそんなにかからなかったのでほんと「安く、簡単に」出来ました。
ただ容器にセメントを入れる際、難点は口が小さいので周りにこぼれること。
こぼれないようになにか工夫すればもっと簡単に短時間で出来ると思います。
ペットボトルの1.5L,2.0L,4.0L,5.0Lを使えば、鍛える部位に十分な重さのダンベルが出来ます。
小さなペットボトルなら女性でも使えるかもしれません。
ただ10Kg以上の自作は合うペットボトルがなかなか見つからないので、自作はあきらめて市販のダンベルを買ったほうがいいかもしれません。